天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2020-05-17から1日間の記事一覧

子を詠む(3/6)

叱りつつ出(いだ)しやりたる子の姿ちひさく見ゆる秋風の門(かど) 岡本かの子 大(おほい)なる声してよべば大(おほい)なる月いでにきと子のつぐるかな 茅野雅子 ほのぼのと目を細くして抱かれし子は去りしより幾夜か経たる 斎藤茂吉 そむかれむ日の悲びをうれ…