天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2020-06-09から1日間の記事一覧

卯の花(3/4)

雪のいろをぬすみて咲ける卯の花はさえでや人に疑はるらむ 詞花集・源 俊頼*「雪の色を盗んで咲いた卯の花は、冷たくないから人に疑われるだろう。」 むらむらに咲けるかきねの卯の花は木の間の月のここちこそすれ 千載集・藤原顕輔 ゆふ月夜ほのめくかげも…