天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2020-06-17から1日間の記事一覧

衣のうたー帯・紐(2/3)

夏の帯砂(いさご)のうへにながながと解きてかこちぬ身さへ細ると 吉井 勇*かこつ: 不満、ぐちを言う。夏帯をしていると身さえ細ってしまう、と愚痴ったのだ。それでなくとも夏痩せするのに。 朝なればさやらさやらに君が帯むすぶひびきのかなしかりけり 古…