天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2020-06-22から1日間の記事一覧

衣のうたー袖・袂・襟(4/11)

契りきなかたみに袖をしぼりつつすゑの松山なみこさじとは 後拾遺集・清原元輔*「約束したのにね、お互いに泣いて涙に濡れた着物の袖を絞りながら。末の松山を波が越すことなんてあり得ないように、決して心変わりはしないと。」 恨みわびほさぬ袖だにある…