天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2020-06-24から1日間の記事一覧

衣のうたー袖・袂・襟(6/11)

立田山秋行く人の袖を見よ木木のこずゑはしぐれざりけり 新古今集・慈円 わきてなど庵もるそでのしをるらむ稲葉にかぎる秋の風かは 新古今集・慈円*「とりわけどうして田の庵を守る私の袖だけがぐっしょりとなるのだろう。稲葉に限って吹く秋風ではないであ…