天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2020-06-26から1日間の記事一覧

衣のうたー袖・袂・襟(8/11)

陰くらき軒のした荻おと更(ふけ)て月待袖(つきまつそで)にあきかぜぞ吹く 冷泉政為*上句、特に「おと更(ふけ)て」の意味が不可解。冷泉政為は室町後期の歌人・公卿。下冷泉家。 貝拾ふ少女が袖のうらみれば沖にもかすむ朱のそほぶね 千種有功*そほぶね: …