天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2020-07-20から1日間の記事一覧

食のうたー米、飯、ごはん(5/6)

闇なかに面寄せて食ふ白飯は飴のごとくに咽喉くだりゆく 大内與五郎 *シベリア抑留中の経験であろう。 白飯のひしめく湯気を手もてあふぐ 人はほろびに至るにも 森岡貞香 *葬式の食事に出された白飯を食べる場面であろう。 あたたかく真白き飯(いい)よ神の…