天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2020-07-21から1日間の記事一覧

食のうたー米、飯、ごはん(6/6)

壜の米棒もて搗ける母の後姿(うしろ)しのつく雨を見てありしかば 島本正靖 *戦後の家庭で見られた懐かしいような風景。 米煮ゆる匂ひ立ちゐて短歌的抒情の骨子いやしまずゐる 石橋妙子 *米が煮える匂いが立ち込める情景は短歌の抒情に合うという。短歌に詠…