天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2020-08-30から1日間の記事一覧

食のうたー食器(2/2)

ゆえしらぬ涙は下る朝の日が茶碗の中のめしを照らせる 山崎方代 かたわらの土瓶もすでに眠りおる淋しいことにけじめはないよ 山崎方代 こんなにも湯呑茶碗はあたたかくしどろもどろに吾はおるなり 山崎方代 *作者の代表歌としてよく知られる。鎌倉瑞泉寺門…