天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2020-09-01から1日間の記事一覧

食のうたー櫂未知子『食の一句』(2/6)

三月の句から 草餅を焼く天平の色に焼く 有馬朗人 *作者は、草餅を焼いている時に天平時代の文化を思ったのだ。 おぼろ夜のうどんにきつねたぬきかな 木田千女 妻在(あ)らず盗むに似たる椿餅 石田波郷 *石田波郷にはあき子という奥さんがいた。奥さんが不…