天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2020-09-08から1日間の記事一覧

食のうたー道浦母都子『食のうた歳時記』(3/8)

[夏] 桜桃よ皿にあふれてこぼれたるこのひとつぶの眼(まなこ)恋ほしも 小池 光 あやまちて簗(やな)にのりたるいろくづの白きひかりを人拾ふなり 斎藤 史 *簗: 川に竹や網,縄などを水流をさえぎるように張り,中央部に簀棚(すだな)を斜めに設けて泳いで…