天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2020-09-21から1日間の記事一覧

住のうたー家・庵・宿(6/14)

幼き日わが住みし家残りゐてその家のまへ妻と過ぎにき 安田章生 この家ぬちわれがうごくも背(つま)がうごくも何かさやさやうたへる如し 若山喜志子 *家ぬち: いえのうち、屋内。 背(つま): 夫(牧水)を差すだろう。 ひそけかる家のいづくにか老い妻のあ…