天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2020-10-05から1日間の記事一覧

住のうたー窓・戸・玄関(3/5)

対称形に並びいる窓おのおのにせめて異形の湯の煙あれ 市原志郎 *並んでいる窓がみな同じに見えたのだろう。下句から想像するに温泉宿なのだろうか。「異形の湯の煙」とは、何を期待しているのか。 人の生活(たつき)おぼろに透かす玻璃窓に執して蔦は紅葉し…