天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2020-10-06から1日間の記事一覧

住のうたー窓・戸・玄関(4/5)

あしひきの山桜戸を開け置きてわが待つ君を誰か留むる 万葉集・作者未詳 *山桜戸(やまさくらと): 山桜を板にして作った戸のこと。 「山桜戸を開けたまま私が待っているあの方を、いったい誰が引き留めているのかしら。」 さ夜更(ふ)けて今は明けぬと戸を開…