天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2020-10-12から1日間の記事一覧

住のうたー家具・調度(3/5)

夕づく日差すや木立の家の中一脚の椅子かがやきにけり 岡部桂一郎 *家とその中を外から眺めていたのだが、下句が家の幸福を想わせてうれしい。 この家に主人(あるじ)は留守と知りし時一脚の椅子輝きにけり 岡部桂一郎 *主の留守の部屋を詠んだのだが、この…