天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2020-10-23から1日間の記事一覧

音を詠む(4/6)

くる人のむかふふぶきに物いはで雪ふむ音のさゆる道のべ 正徹 ゆく船の跡より見えね春霞たつ白浪の音ばかりして 水戸光圀 春雨の降るとも見えず谷かげは岸のしづくの音ばかりして 荷田春満 あめつちにわが跫音(あおと)のみ満ちわたる夕さまよひに月見草摘む …