天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2020-10-27から1日間の記事一覧

血のうた(2/5)

授業料未納を苦にせし青年は血を売りつくしつひには喀けり 原 三郎 祖父父母とつぎつぎ承(う)けて伝へたる血に疲れありとつぶやく吾子は 五島美代子 次々にかっさらはれてゆく犠牲者の血潮の中から守る組合旗 坪野哲久 *坪野哲久: 「アララギ」の島木赤彦…