世間(よのなか)を何に譬(たと)へむ朝びらき漕ぎ去(い)にし船の跡なきがごと 万葉集・沙弥満誓 *「この世の中を、いったい何に譬えようか。朝、港を漕ぎ出して行った、船の波の跡が残っていないようなものだ。」 世の中はいかに苦しと思ふらむここらの人に恨…
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