天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2020-11-27から1日間の記事一覧

この世のこと(15/16)

人の世の思ひにかなふ物ならばわが身は君におくれましやは 後撰集・藤原定方(三条右大臣) 暮れぬまの身をば思はで人の世のあはれを知るぞかつははかなき 新古今集・紫式部 *「今日の暮れない間の命で、明日の事が分からない我が身は思わないで、はかない…