眼も鼻も潰(つひ)え失せたる身の果にしみつきて鳴くはなにの虫ぞも 明石海人 *作者は25歳のとき、 ハンセン病(癩病)を発症した。 風青くふきたつときにかすかなる虫のいのちも跳びいそぐなり 坪野哲久 あかつきに羽透く虫ら草葉よりうすきみどりの色を盗…
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