天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2020-12-27から1日間の記事一覧

感情を詠むー「忍ぶ」 (3/4)

葉がくれに散りとどまれる花のみぞ忍びし人にあふ心地する 山家集・西行 なさけありし昔のみなほ忍ばれて存(ながら)へま憂(う)き世にもあるかな 山家集・西行 *ま憂き: 助動詞「まうし」の連体形「まうき」 《希望しない意を表す》…たくない。…するのがつ…