天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2020-05-01から1ヶ月間の記事一覧

父を詠む(10/10)

馬捨場と呼ばるる土地に分家され父は貧しく馬もてざりき 高貝次郎*馬捨場: 明治以後に廃馬を処理する方法として馬の肉を食する習慣始まった。それまでは,死馬は皮を太鼓などに利用するにとどまり,多くは村落の外縁に設けた馬捨場に遺棄して野獣の食にま…