天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2021-02-05から1日間の記事一覧

火山、温泉(3/4)

足柄の土肥の河内(かふち)に出づる湯のよにもたよらに子ろが言はなくに 万葉集・作者未詳 *上句は湯河原の温泉をさす。 「足柄の土肥に湧く温泉のように、二人の仲は絶えることなどない、とあの娘は言うのだけれども」 つきもせず恋に涙をながすかなこやな…