天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2021-02-12から1日間の記事一覧

田畑のうた(6/8)

いつの日か田の埋まらむ一人植うる濁りに白きビルのゆらげり 中村文子 かはるなく屈みて終る吾が未か草取る姑の田に低き影 中村文子 *自分の未来を田の草を取る姑の姿に見ている。農家の嫁姑の人生を詠んで、重苦しい。 眼窩数多(あまた)もてるおどろの実を…