天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2021-02-21から1日間の記事一覧

文(房)具を詠むー原稿用紙・地球儀

五百枚の原稿用紙買ひ持ちていまだ紙なる重さを運ぶ 大西民子 原稿用紙を鶴にカッパに折りたたむコタツの卓にもの書きあぐね 道浦母都子 原稿用紙の桝目はみでる「鬱」の字は手足をたたみ恐縮している 小高 賢 書き進む原稿用紙に手の汗の幾度か滲(にじ)む夜…