天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2021-03-10から1日間の記事一覧

心を詠む(17/20)

人疎(うと)むこころとなりてゐるわれの身をゆるがして鳴る虎落笛(もがりぶえ) 来嶋靖生 *虎落笛: 冬の激しい風が竹垣や柵などに吹きつけて発する笛のような音。 底冥(くら)き井戸に刃のごと光る水こころ渇ける夜の夢に見つ 宮坂和子 いにしへも火(ひ)と言…