天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2021-03-12から1日間の記事一覧

心を詠む(19/20)

いつさいがのろのろとして眞晝なり消費されゆくこころいちじるし 森岡貞香 *作者はいろいろなことに心を砕いて少し苛ついているようだ。 秋ふけて炎のごとき花カンナ咲きたれば一日炎のこころ 尾崎左永子 *カンナの花が咲いた日は、一日中こころが浮き立つ…