天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2021-04-05から1日間の記事一覧

命の歌(13/17)

寂かなる鉛の部屋にゐてわれは放射能浴ぶ命の限り 福田栄一 *病気(例えば癌)の治療の場面なのだろうか? 不気味な情景である。 人の世の命のかぎり在りにしを亡きを亡しと思ふ境に至り得ず 土屋文明 命すぎ何をつくろはむこともなし皮をはぎ肉をすて骨を…