天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2021-04-08から1日間の記事一覧

命の歌(16/17)

海に生(あ)れまた還りゆく生命ぞと青藍の雫(しづく) 掌に置く 比嘉美智子 *掌に置いた青藍の雫に命を思ったのだ。 二十五歳の母のからだにふと点る春三月のいのちなりけり 阿木津 英 *二十五歳の女性が三月に妊娠したことを歌にしたようだ。 そこまでと思…