天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2021-04-09から1日間の記事一覧

命の歌(17/17)

限りなくいのちに沁むとひき寄せし さくら香あはしとらへどもなく 小此木とく子 *桜の花の匂いを嗅いで、その香りが命に沁みることを想像したのだ。 崩れくるこころに耐へていちにちを生きつぎてゆくいのちは長し 王藤内雅子 生きがたき命を今のつゆとして…