天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2021-04-15から1日間の記事一覧

乗りもののうたー船(4/7)

海(わた)の沖のしらしら明けに海人小船出でゐる中を汽船すすみをり 木下利玄 韃靼の海(うな)阪(さか)黒しはろばろと越えゆく汽船(ふね)の笛ひびかせぬ 北原白秋 *「韃靼の海阪」とは、タタール海峡(韃靼海峡,最も狭い部分を間宮海峡)を差すのであろう。 舞…