天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2021-04-30から1日間の記事一覧

乗りもののうたー汽車、電車(4/5)

ふたたびは死なざるものを汽車発てば湖(うみ)現るる日ざかりの駅 清水正人 *生物の命は一回だけのもの。ふたたび死ぬことはあり得ない。汽車に乗っていて外の風景を見ながら思ったのだろう。 屋上より発車の電車風の日の夕日のなかにゆらぎつつ出づ 中野菊…