天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2021-06-09から1日間の記事一覧

呪われた従軍歌集(9/10)

次は、戦争遂行に関しての考え方と時局への対応について見ておきたい。渡辺直己を例外として、小泉苳三、宮柊二、土屋文明らは皆、戦争を決意した天皇の詔を尊び、皇軍を讃える歌をいくつも詠んでいる。ただ、それを正直に歌集に入れたのが、苳三であった。…