以上を要するに、小泉苳三は歌論を時流に整合させようと苦心し た。彼の「現実的新抒情主義」は、『山西前線』の最後、「聖戦」と いう次の一連五首に結実していると思われる。 つはものが生命衂(ちぬ)れる大陸の山河の上に月青く照る 大陸の野に山に生命過…
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