天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2021-06-26から1日間の記事一覧

別れを詠む(3/10)

たのむれど心かはりてかへり来ばこれぞやがての別れなるべき 千載集・藤原顕輔 *「たのむれど」の「たのむ」は、約束して期待させること。一首の意味は、 「またきっと会えるとあなたは請け合ってくれるけれど、心変わりして帰ってくるなら、この別れがその…