天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2021-06-27から1日間の記事一覧

別れを詠む(4/10)

逢ひみてもさらぬ別れのあるものをつれなしとてもなに嘆くらむ 新勅撰集・殷福門院大輔 *逢って愛し合っていても別れはある。それに比べれば、つれないからと言って嘆くなど、笑わせないで、と手厳しい。 なほざりの袖のわかれの一言をはかなく頼むけふの暮…