天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2021-06-28から1日間の記事一覧

別れを詠む(5/10)

春の夜の星のやうなるまなざしの悲しくもあるかとはに別れし 佐佐木信綱 けふ別れまた逢ふこともあるまじきをんなの髪をしみじみと見る 若山牧水 別れては遥けきものか新芽立つちまたを一人今日も歩める 古泉千樫 君をおきて死(しに)のきはにも呼ばむ名はな…