天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2021-07-04から1日間の記事一覧

晩年を詠む(1/3)

晩年とは文字通り、老若に関係なくその人にとって一生の終わりに近い時期をさす。 かろうじてつらぬき得たる晩年をよろこぶわれやきみの手を執る 山田あき *一首は、夫・坪野哲久の死に際して妻・山田あきの感情と行為を詠んだ歌と解釈したい。坪野哲久の享…