天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2021-07-06から1日間の記事一覧

晩年を詠む(3/3)

晩年のわが手を引くは誰ならむ盲(むしひ)の犬と春の土手ゆく 伊勢方信 いかがなる晩年来ると思ひしが至りてみればごく当り前 斎藤 史 八月の影ある道は晩年の日々のかなしみよみがへらしむ 秋葉四郎 *晩年とは誰の晩年なのか? 作者の晩年なのか、あるいは…