天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2021-07-11から1日間の記事一覧

出でよ世紀の西行(2/6)

一方塚本は、近代戦争における国家と軍、敗戦の悲惨をつぶさに見つめる生活を送っていた。戦後すぐに総合商社に就職したので、経済的には安定した状態にあった。前川左美雄に師事し、良きパートナー杉原一司に出会って短歌にのめり込み、新しい方法論を求め…