天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2021-07-15から1日間の記事一覧

出でよ世紀の西行(6/6)

以下、現代の西行に要請される条件をまとめておく。対極にある定家、塚本の特徴は、定住・妻帯者。短歌の形式は、三十一字の苦患であるとし、極限まで酷使して、詞が先の「もみもみ」体で前衛・仮象の美を求めた。 現代の藤原定家である塚本邦雄は、「短歌に…