天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2021-09-06から1日間の記事一覧

身体の部分を詠むー目(6/9)

畳の上にごろりころんで眼をつぶる下界遮断の手段(てだて)とばかり 筏井嘉一 目のかぎり展く起伏に人住みてそのことごとく地番を享けをり 小野茂樹 朝早きニュースに告ぐる気圧配置かかる俯瞰の眼を誰が持つ 小野茂樹 *人間の眼には見えない科学的計測の結…