天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2021-09-09から1日間の記事一覧

身体の部分を詠むー目(9/9)

眼にきけば辛いとまばたくいちにんを今日は起立(たた)せず励まさず抱く 望月綾子 *上句は相手の眼をじっと見つめていたが、何も答えず眼を瞬くばかりだった、状況をさす。 目薬のしづくをふかくたたへたる近江(あふみ)遠江(とほたふみ)ふたつのまなこ 小池 …