天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2021-09-16から1日間の記事一覧

身体の部分を詠むー腕(1/3)

「ただむき、かひな」とも言う。腕に宿る力から転じて、武芸のたくみさ、職人の技術などについても使う。 腕拱(く)みて/このごろ思ふ/大いなる敵目の前に躍り出でよと 石川啄木 楤(たら)の芽にがき晩餐ののち汝とねむり金色の腕の下にほろぶ 塚本邦雄 満月…