天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2021-09-24から1日間の記事一覧

身体の部分を詠むー喉(2/2)

全天の紅葉を仰ぎひつそりと圧(お)されてゐたる男(を)ののどぼとけ 小池 光 わが咽喉(のど)の仮性球(かせいきゅう)麻痺(まひ)ものを食(は)みものを飲むとき 常に苦しむ 宮 柊二 *仮性球麻痺: 発声ができにくくなったり喋れても同語反復をしたりなどといっ…