天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2021-11-17から1日間の記事一覧

鳥のうた(4/12)

金色のちひさき鳥のかたちして銀杏ちるなり夕日の岡に 与謝野晶子 さまざまの鳥の標本を舗道(ほどう)より吾は見たれば生ける鳥も居り 佐藤佐太郎 重くゆるく林の中をくだる影鳥はいかなる時に叫ぶや 高安国世 見おろしの空地よぎりて木より木へ見えざる糸を…