天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2021-11-22から1日間の記事一覧

鳥のうた(9/12)

薄にごる気圏をよぎる鳥のむれこぼせる声は土にとどかず 押山千恵子 * 気圏: 地球の大気が存在する高度一〇〇〇キロメートルくらいまで範囲。 暮れあしを早める鳥の影は増しいちもくさんの森のふところ 村山美恵子 *いちもくさん: 一目散(わき目もふら…