傘二つひろげて待てば妹はピアノに鍵をかけて出で来ぬ 大西民子 われに気づき右手あげたる妹に黒の手袋させゐてさびし 大西民子 われの死を見ずにすみたる妹とくり返し思ひなぐさまむとす 大西民子 *妹が先に死んだときの感慨であろう。 円柱は何れも太く妹…
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