天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2021-12-10から1日間の記事一覧

姉、妹を詠む(6/7)

梅雨寒の厨にひとりパンを焼く妹のこと思いていしが 松本みよ 夕空はしずかに反りて自転車の鍵を外すとしゃがむ妹 吉川宏志 半身を花輔に差し入れほんたうは蛍に生まれたかつたいもうと 大口玲子 *花輔: 花を売る店。 どうにもならない恋は一日お休みにし…