天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2021-12-29から1日間の記事一覧

女を詠む(4/4)

はじめより女は傷(いた)みに耐ふること勁(つよ)しと言はれつよく耐えきつ 真鍋美恵子 女(をみな)とは幾重(いくへ)にも線条(すぢ)あつまりてまたしろがねの繭と思はむ 岡井 隆 ハスキーに猫を呼びたる女(ひと)のあり性の脆さをいとしめるらし 伊藤弘子 *ハス…